糖尿病の人の為の海外旅行
注意が必要なポイント
事前に入念な準備をしましょう
1、飛行機
搭乗時間が長いほど、体への影響が大きくなるけれど最近のテロ対策で
警備が強化され、インスリン注射の持ち込みにも準備と配慮が必要です
2、時差
食事のタイミングがわかりにくくなるので、薬を使う時間の調節もしにくくなる
また、時差ボケなどで、体のリズムが崩れやすくなるので注意しましょう
3、環境の変化
食事内容が日本国内と異なるうえ、観光などのために運動時間が
増えるので注意しましょう
インスリン治療を行なっている人は旅行前には十分な準備が必要です
インスリン治療は、不足するインスリンを注射で補充し、血糖値を安定
させる治療です
食事と連動して使用量や注射時間を決めないと「低血糖」
を起こしたり「高血糖」になることもある為、スケジュールに
合わせて厳密に調整する必要があります
事前に医師と薬のことや緊急の場合の対処法などを十分に準備しておけば
糖尿病があっても海外旅行を楽しむことは可能です
出発前には
○インスリンの調節方法などを医師と相談する
旅行中は食事も運動も不規則になりやすいので、高血糖に注意しましょう
出発前に血糖値などの状態チェックすると共に、飛行機や旅行先の
スケジュールに合った薬の調節方法、緊急時の対応方法などを確認する
○食事のタイミングなどを確認する
飛行機の出発、搭乗、到着時間、出発前や機内での食事のタイミングを
旅行代理店や航空会社に確認をする。
ほとんどの航空会社では機内食を低エネルギーの糖尿病食にできるので
まず、問い合わせをしてみて下さい
○荷物の準備
糖尿病カードなどの書類、インスリン、器具一式や内服薬、食事の間が
あいた時に低血糖にならないよう「あめ」なども準備して下さい
インスリン、器具一式を預けると貨物室で凍結したり、破損するおそれも
あるので、必ず手荷物に入れるようにして下さい
*インスリンを機内に持ち込む時の注意
機内への持ち込み、使用については航空会社に事前に伝えておく
中身がわかるようにラベルをはがしたり、パッケージを開封したりせずに
持ち込む
インスリン携帯証明書を医師に準備してもらうと出入国に便利です
○書類(糖尿病カードなど)の準備
緊急時に備え、インスリンや内服薬の名前、使用法などを英文で書いた
診断書や処方箋を担当医に書いてもらう
英文の糖尿病カードを利用しても良い
海外の医療機関への英文の紹介状も準備する
できれば、糖尿病が対象になる海外保険に加入していたほうが安心かも
飛行機内では
○肺塞栓症予防の為に水分補給
狭い機内で長時間座っていると、脚の血流が滞って血栓が出来やすくなる
血管が詰まると肺塞栓症が起こる事があるので十分に水分を摂り
時々席を立って歩くなどの対策を取りましょう
○食事の時間、量に注意
機内食は高エネルギーが多いので、前もって糖尿病食を頼むか、無理で
あれば出できた食事の一部を残すようにしましょう
食事時間があく場合は低血糖予防の為に、あめなどで糖分の補給を
しましょう
アルコールは脱水の原因になる為、禁酒して下さい
旅先では
○食事の注意
国内同様に、エネルギー量や栄養バランスに注意して下さい
自己血糖測定器を使って自分で血糖値を測り、医師の指示通りの方法で
インスリン注射や服薬を行ないます
勝手に薬の使用はやめないようにして下さい
○体調管理
旅先では、下痢などの症状が起こりやすいので、下痢になった場合は
脱水状態を防ぐ為に、水分補給に努め、持参した常備薬で対処する
それでも治らない場合は、医療機関を受診して下さい
○インスリンがなくなった場合
インスリンを紛失したり、足りなくなったら現地の医療機関で対処してもらう
その際、英文の糖尿病カードなどを提出して下さい
*糖尿病カードなどの詳細は
(社)日本糖尿病協会のホームページの「療養グッズ」のページに
記載されています
最後になりましたが
■手荷物チェックリスト
☆インスリン、器具一式
☆内服薬、常備薬
☆英文の糖尿病カード(診断書・処方箋)
☆インスリン携帯証明書
☆海外医療機関への紹介状
☆海外旅行保険証
☆自己血糖測定器など
☆チョコレート・あめなど
では、気をつけて楽しんできて下さい (*^^)v